グローバル企業が、ESGや気候変動に関する情報開示を重視し始めています。その着火点となった欧州の投資家の行動変化があります。どうような背景で行動が変わっていったのか、またそれがEUの政策とどう結びつき、日本にどのような影響をもたらしてきたのか、更には国際的なサステナビリティ開示基準開発に向けた動きに対する期待など、もう一歩深くお伺いしました。
《水口 剛氏 プロフィール》
商社、監査法人等を経て、97年高崎経済大学経済学部講師。2008年教授、2021年より現職。専門は責任投資(ESG投資)、非財務情報開示。環境省「グリーンファイナンス検討会」座長、金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」座長等を歴任。主な著書に『ESG投資-新しい資本主義のかたち』(日本経済新聞出版社)、『責任ある投資-資金の流れで未来を変える』(岩波書店)など。